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2013年1月8日火曜日

がん教育の普及啓発

平成25年1月7日(月)、8日(火)、秋田拠点センター アルヴェにおいて開催された「学校保健ゼミナール」で、秋田県内の養護教諭等210名にがん教育のPRをさせていただきました。
冒頭、秋田県学校保健会 小山田会長(秋田県医師会長)はあいさつで、
「県民の健康的な生活習慣づくりのためには、子どものころからの教育が大事。
県では行政が“がん教育”を実施しているが、このような取り組みは5~6年経って成果が出てくる。
がん対策の要である「予防」と「検診」の重要性を身につける貴重な機会として、ぜひ学校で取り組んでほしい。」
と話しました。
小山田会長あいさつ
7日と8日と二日間にわたって講演の前後に、当がん対策室の実施している「がん教育」について、参加者に紹介する時間をいただきしました。
秋田の子どもたちに、がんという病気を知ることで、自分や他人の健康を気遣い、命を大切にする気持ちを育んでほしいと思います。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年12月10日月曜日

雄勝福祉環境部 中学校出前講座


秋田県雄勝地域振興局福祉環境部は、平成24年12月5日(水)14:40~15:40、湯沢市立須川中学校の全校生徒46名とその保護者を対象とした「親子講演会・がん予防出前講座」を開催しました。

講師は雄勝中央病院副院長の天満和男先生です。

講演後、生徒さんから
「こげた物を食べるとがんになるっていうのは本当ですか?」
と質問があり、天満先生は
「程度の問題。大量に食べるとよくないけれど、そんなに焦げを好んで食べる?」
と返すと会場のたくさんの生徒が微笑みました。

天満先生は
「バランスのよい食事や運動ががん予防に効果的。でも、“絶対にがんにならない方法”はないので、検診が重要。」
と説き、保護者の方に目を向けながら
「検診は症状がない人が受けるものですよ。」
と強調していました。

生徒と保護者が一緒にがん予防を学んだ講演会、家庭でどんな会話になるのか楽しみです。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年12月4日火曜日

第2回秋田県がん教育モデル授業

平成24年11月28日(水)13:50~15:30、秋田県立能代高等学校の1年生を対象に「がん教育モデル授業」を開催し、226名の生徒に受講いただきました。

佐々木正一校長先生の授業開始のあいさつでは「がんに関することで、私は後悔していることがある。」と切り出し、生徒のみなさんは真剣な表情になりました。
佐々木正一 校長先生
講師は第1回のモデル授業に引き続き、秋田大学医学部の戦略的外科系医師養成プログラム准教授の安藤秀明先生です。
第一部のレクチャー編では、安藤先生の講義に続き、皆川慶子さんが、自身の子宮体がんの経験を語ってくれました。
左:皆川慶子さん 右:安藤秀明先生
安藤先生が
「がんという病気を経験して変わったことはありますか?」
と尋ねると皆川さんは
「今できることを先延ばしせずに今やろう、と思うようになった」
と答えたところが印象的でした。

第二部のワーク編では、各グループで「大切な人をがんで失わないために自分に何ができること」を話し合い、発表してもらいました。
生徒さんたちから
「生活習慣を変えてもらうために、あなたがいなければダメだと涙ながらに訴える」
等の大切な人を守ろうとする発表がありました。

ぜひ、生徒の皆さんには身近な人と今日の授業の話をしてほしいと思いました。
詳しい情報はおって秋田県庁の公式ウェブサイト「美の国あきたネット」に掲載します。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年11月14日水曜日

第1回秋田県がん教育モデル授業

平成24年11月7日(水)14:30~16:30、秋田県立横手清陵学院中学校の2~3年生を対象に「がん教育モデル授業」を開催し、151名の生徒に受講いただきました。
講師は秋田大学医学部の戦略的外科系医師養成プログラム准教授の安藤秀明先生です。
第一部のレクチャー編では、安藤先生の講義に続き、元湯沢市健康管理課長、教育次長の菅日出男さんが、自身の大腸がんの経験を語ってくれました。
日本人の「2人に1人ががんになる」という事実をはじめて知った生徒さんも多くいました。
第二部のワーク編では、各グループで「身近な人をがんで失わないために自分に何ができること」を話し合い、発表してもらいました。
生徒さんたちから
「団体検診を割引きにする」
「たばこの自販機を飴の自販機にする」
「相手の事を思いやる」
等の様々な視点で身近な人を守ろうとする発表がありました。

「今日の講義で、がんのことを通じて、命の大切さを知ることができて良かった」
という感想が印象的でした。
ぜひ、身近な人と今日の授業の話をしてほしいと思います。
詳しい情報はおって秋田県庁の公式ウェブサイト「美の国あきたネット」に掲載します。

以上、もえぞうの報告でした。


【告知】
11月28日には秋田県立能代高等学校で「がん教育モデル授業」を開催します。

2012年10月5日金曜日

がん検診啓発セミナー~美力アップセミナーin秋田大学~

10月4日(木)16:30~18:00、秋田県・秋田魁新報社・アフラックの主催で、秋田大学手形キャンパス60周年記念ホールにおいて「美力アップセミナーin秋田大学」が、若い女性を中心に250人が参加して開催されました。これはトークゲストのBENIさんや医師と、健康やキレイのために必要なことや、がん検診について一緒に考えてみようというセミナーです。


開会にあたり、秋田県の佐竹敬久知事が挨拶をしました。


▽トーク1「女子のキレイは健康力」
秋田大学医学部付属病院助教・熊澤由紀代氏

女性特有の身体的な症状や不安などについて健康相談を行う女性外来を担当されている熊澤由紀代先生(写真右)からは、女性だからこそ気を付けたいキレイのために必要なことをお話いただきました。
20~30代に罹患者が多い子宮頸がんについて、「ヒトパピローマウイルスが原因であることがほとんどで、ワクチンを接種することで予防ができる。しかし、すべてのウイルスに有効ではないため、セットで検診を受けることが大切」であること。
「月経などのトラブルも子宮筋腫や子宮内膜症などが原因の場合もあり、軽いと思っても自分で判断せず、婦人科や、婦人科へ行きにくい場合は、女性外来を受診してほしい」などのアドバイスがありました。
まとめでは「キレイのためには、健康が第一。自分の体を大事にし、理解することが大切。」とのことでした。


▽トーク2「美力アップの秘訣(ひけつ)」
アーティスト・BENIさん

まずは、美しさやスタイルキープのため、美容や健康に気をつけていることについて聞いたところ、睡眠や食事と運動のバランスを大事にしており、最近は、ジョギングやヨガをしているそうです。また、ガールズトークやドライブなど、自分の落ち着ける場所を得ることで、心のバランスが保たれているとのことでした。
がん検診を受けたことがあるかうかがうと、以前出演したイベントをきっかけに子宮頸がんのことを知り、すぐに友達を誘って検診に行ったというエピソードを披露。病気のことを知っておくべきことだと考え、それを意識することで他の健康に必要なことにも気がつくようになったとのことでした。
  

▽トーク3「教えて!がん検診」
がん研究会理事・土屋了介氏

がんの原因はたばこや食事の欧米化などがあることや、がんが1cm成長するには10~20年かかるなど、基礎的なことを分かりやすくお話いただきました。また自分の体を守るためには、ゲートキーパーといわれるかかりつけ医をもつことで、日頃の体調のことなど相談もでき、安心できるとのことでした。
お話の最後には先生から「美力アップのためには、早く彼氏を見つけることで自分や相手を思いやり、健康を意識できる」とのアドバイスがありました。

最後に、秋田県がん対策室長の金子が、秋田県の受診率や、自治体で配布している無料クーポンを紹介し、がん検診の受診を呼びかけました。


今回のセミナーは、「美」という角度から「がん」を考えました。
秋田県の子宮頸がん検診受診率を世代別に見ると、20代が低く、その世代への啓発が必要です。まさにそういった年代の方々に多く参加していただいたセミナーでしたが、「秋田美人」を守るため、これを機に健康やがんに関心を持ち素敵な女性なってほしいと思いました。

以上、くうの報告でした。


「美の国あきたネット」にも当日の様子を掲載しておりますので、どうぞ御覧ください。
http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1349401380634/index.html

2012年7月11日水曜日

生きるの教室

平成24年7月10日(火)13:35~15:35、秋田大学教育文化学部附属中学校で、がんになりにくい生活習慣と検診の重要性を知ってもらおうとバイエル薬品主催の特別授業「生きるの教室」が行われ、中学2年生149人が出席しました。
私たちがん対策室は、今年度から中学校と高校で、がんについての特別授業を行う計画があり、そのノウハウを得るために、調整の段階から一緒に関わってきました。
講師はTVの「世界一受けたい授業」に出演した東京大学医学部附属病院放射線科准教授・緩和ケア診療部長の中川恵一先生です。
中川先生は、日本人2人に1人が一生に一度はがんになり、3人に1人ががんで亡くなるが、がんは早期発見・早期治療で9割が治ることや、がんは喫煙・運動・食生活などの生活習慣が大きく影響すること、がん死亡率は欧米では低下しているのに日本では増加していること、がん検診受診率が諸外国に比べて低いことなどを説明しました。

また、がん経験者の菅日出男さんは、20年前に大腸がんを発症して手術を受けたときの自らの体験を話してくださいました
菅さんは「大腸にポリープが見つかり、医師からがんなのか精密検査を受けるように言われたが、1年半放置し、大量の出血で、ようやく病院に行った。人工肛門を付ける手術を受けることになり、その後は、まわりの人たちに、必ず検査を受けるように言っている」と生徒たちに伝えましたまた、「がん体験を通じて新しい友達ができたことやここで講演するご縁をいただいた」という「キャンサーギフト」という考え方を紹介してくださいました。

後半は、生徒たちにグループごとに分かれてもらい、「がんと生きる」ことをテーマとしたワークセッションが行われました。友達や両親、祖父母など大切な人がもし、がんで亡くなってしまったら、どう思うかを想像し、そうならないために、自分に何ができるかを考え、それをグループごとにまとめて発表しました。
「がんになりにくいように食生活を改善するための家族会議を月に1回開く」「喫煙者の先生にたばこをやめてもらう」自分が医者になる」などの案を発表していました。

この「生きるの教室」の授業を通じて、生徒たちの意識はどのように変化したのか事前アンケートと事後アンケートを実施しました。追ってこのブログで紹介したいと思います。


中川先生は「知ることが大事」とおっしゃっていました。

がんによる死亡率が全国一高い秋田県の現状を改善するため、若いうちからがんになりにくい生活習慣と検診の重要性を知ってもらいたいと思います。また、生徒の皆さんがここで得た知識を家族にも伝えてくれることを期待しています

以上もえぞうの報告でした。


追記~オフタイム・トークから
中川先生は「秋田駅前で若い女性が集まって喫煙していたことが気になる」と話していました。
他の地域よりも若い女性の喫煙が印象に残ったようです。
がんになりにくい生活習慣について、中学生に限らずみんなに知ってもらいたいと思います。

2012年7月3日火曜日

秋田大学医学部学生による健康講話会

平成24年6月29日(金)大仙市鑓見内地区の古柳館で、秋田大学医学部の学生4名が教育の一環として地域住民の方々38人に健康講話を行いました。テーマは「がんについて」ということで、私たちも聴講させていただきました。


質疑応答では、鋭い質問も出ましたが、学生の方々が分かりやすい言葉で丁寧に答えようとしている姿に、とても好感がもてました。


聴講していた地域住民は高齢者の方々がほとんどで、世代の全く違う方々に、それも普段は教わる立場なのにいきなり教える立場になるのは、学生の方々は本当に大変だったと思います。
ただ、学生に教えてもらうのは新鮮で、がんについて興味をもってもらう貴重な機会になったと思います。

秋田大学医学部の学生のみなさん、お疲れ様でした。

以上、おまの報告でした。

2012年7月2日月曜日

大学での聴講「先生、がんです」

6月27日(水)16:10から秋田大学で 医学部1年生と一緒に中村正明先生(雄勝中央病院長)の講義を聴講させていだきました。

講義は、「先生、がんです」と題して、中村先生ご自身が、専門分野とするがんに罹り、化学療法、放射線療法、手術を受けた経験を元に、どのように感じたかをお話しするものでした。
がんと診断がついた当初、多くの患者同様に中村先生も
「俺は何か悪いことをしたのだろうか」
「俺は生きている価値がないのだろうか」
と考えたけれども、その後、周りの人の温かい言葉により「病気を治す」気持ちが高まってきたことから、「勇気の湧く言葉かけ」の重要性を説き、「主治医の意志が言葉になる」ことを話しました。

地域の基幹病院に勤務する医師として、多くの死を診てきた中村先生は、死そのものへの恐怖はなかったものの、友人・家族の事を考えるようになって「死にたくない」という気持ちが強まったそうです。
「「苦痛」は「今」のこと、「不安」は「将来」のこと--「不安」の方が辛い」と話しました。
身体的苦痛のみでなく精神的・社会的・スピリチュアルな痛みが相互に影響しあって患者の痛みを形成するという「Total Pain(全人的な痛み)」という概念に触れました。
学生との質疑応答が白熱したので、講義は30分以上延長しました。

医学生に「患者の痛みのわかる医師になってほしい」というメッセージを強く感じました。
自らががん経験者であり、多くのがん患者を診てきた中村先生の講義は、医学生はもちろん一般の方にも聴いてほしいと思いました。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年6月12日火曜日

専門看護師をめざす皆さんと

6月11日、18:20~19:50まで、秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻の学生さんに、行政の立場から秋田のがんの現状や対策などについてお話してきました。学生さんと言っても「専門看護師」を目指す、現役の看護師、保健師さんです。

「専門看護師?」 という言葉、まだまだ耳慣れないと思いますが、水準の高い看護ケアを効率よく提供するため、特定の専門看護分野の知識や技術を身につけた看護師のことです。
専門看護師になるためには、専門カリキュラムの単位を取得する必要があります。また、実務経験が通算で5年以上、そのうち3年間以上は専門看護分野の経験があること、さらに、このうちの1年は修士課程修了後の実務経験であることなどが求められます。

医療の高度化や専門化により、看護師の知識や技術も、より高度なものが求められるようになっており、秋田大学でもこうした人材の育成に力を入れています

聞けば、皆さん、仕事と学業を両立させながら専門看護師を目指しており、在学期間は2~3年になるのだそうです。また、5人のうち3名ががん看護専門看護師コースの方とのこと。

地元にこうした人材教育の場があることは、がん対策だけでなく秋田の医療にとって大きなアドバンテージだと思います。ここに学ぶ皆さんのチャレンジ精神と秋田大学の取組に、こっちも負けていられないと大いに刺激になった2時間でした。以上、ネコヤンでした。

2012年5月24日木曜日

秋田大学で講義しました!

5月23日(水)16:10~17:40まで、秋田大学医学部の1年生の授業で、90分の講義を担当させていただきました。私自身、昨年度に引き続き2回目となります。
①秋田におけるがんの現状、②がん対策の基本法令・計画、③行政のがん対策推進組織、④秋田県のがん対策と課題などについてお話ししました。
昨年度は70人弱でしたが、今回は110人ほどの学生が熱心に聴講してくれました。秋田の医療を担う医師の卵たちです。秋田を少しでも好きになってほしいとの思いから、秋田の祭りや文化などの画像も少しですが織り交ぜてみました。 














また、「ミニがん講座」の出前事業で配布する「受講証」を配り、学生の皆さんに、「がん検診推進の応援団員」にもなってもらいました。

将来、この中から何人の「がん専門医」が誕生するか楽しみです。学生の皆さんには、秋田の良さをエンジョイしながら、良き医療人への道を着実に歩んでほしいと思いました。若いっていいですね。以上、ネコヤンでした。