開会にあたり、秋田県の佐竹敬久知事が挨拶をしました。
▽トーク1「女子のキレイは健康力」
秋田大学医学部付属病院助教・熊澤由紀代氏
女性特有の身体的な症状や不安などについて健康相談を行う女性外来を担当されている熊澤由紀代先生(写真右)からは、女性だからこそ気を付けたいキレイのために必要なことをお話いただきました。
20~30代に罹患者が多い子宮頸がんについて、「ヒトパピローマウイルスが原因であることがほとんどで、ワクチンを接種することで予防ができる。しかし、すべてのウイルスに有効ではないため、セットで検診を受けることが大切」であること。
「月経などのトラブルも子宮筋腫や子宮内膜症などが原因の場合もあり、軽いと思っても自分で判断せず、婦人科や、婦人科へ行きにくい場合は、女性外来を受診してほしい」などのアドバイスがありました。
まとめでは「キレイのためには、健康が第一。自分の体を大事にし、理解することが大切。」とのことでした。
▽トーク2「美力アップの秘訣(ひけつ)」
アーティスト・BENIさん
まずは、美しさやスタイルキープのため、美容や健康に気をつけていることについて聞いたところ、睡眠や食事と運動のバランスを大事にしており、最近は、ジョギングやヨガをしているそうです。また、ガールズトークやドライブなど、自分の落ち着ける場所を得ることで、心のバランスが保たれているとのことでした。
がん検診を受けたことがあるかうかがうと、以前出演したイベントをきっかけに子宮頸がんのことを知り、すぐに友達を誘って検診に行ったというエピソードを披露。病気のことを知っておくべきことだと考え、それを意識することで他の健康に必要なことにも気がつくようになったとのことでした。
▽トーク3「教えて!がん検診」
がん研究会理事・土屋了介氏
がんの原因はたばこや食事の欧米化などがあることや、がんが1cm成長するには10~20年かかるなど、基礎的なことを分かりやすくお話いただきました。また自分の体を守るためには、ゲートキーパーといわれるかかりつけ医をもつことで、日頃の体調のことなど相談もでき、安心できるとのことでした。
お話の最後には先生から「美力アップのためには、早く彼氏を見つけることで自分や相手を思いやり、健康を意識できる」とのアドバイスがありました。
最後に、秋田県がん対策室長の金子が、秋田県の受診率や、自治体で配布している無料クーポンを紹介し、がん検診の受診を呼びかけました。
今回のセミナーは、「美」という角度から「がん」を考えました。
秋田県の子宮頸がん検診受診率を世代別に見ると、20代が低く、その世代への啓発が必要です。まさにそういった年代の方々に多く参加していただいたセミナーでしたが、「秋田美人」を守るため、これを機に健康やがんに関心を持ち素敵な女性なってほしいと思いました。
以上、くうの報告でした。
「美の国あきたネット」にも当日の様子を掲載しておりますので、どうぞ御覧ください。
http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1349401380634/index.html
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