3月6日(水)10時~16時30分、ふきみ会館(秋田市)で、平成24年度第2回がん患者ピアサポーター研修会が、秋田県がん患者団体連絡協議会 きぼうの虹の主催により開催され、がん患者団体関係者や行政関係者など約20名が参加しました。
午前中には、きぼうの虹のメンバーから、これまでのピアサポーター研修会の振り返りや、愛知県のわかば会で行なっているプログラムへの参加報告、 国のがん総合相談研修プログラム策定シンポジウムへの参加報告が行われ、また、県からはこれまで秋田県で実施してきたピアサポーター研修会と、現在国で策定が進んでいるプログラムとの違いを示し、今後秋田県版の研修プログラムを考えていくにあたっての論点の洗い出しを行いました。
午後には臨床心理士の渡部明子先生からピアサポートの概論や、コミュニケーションスキル、リラックス法についての講義をしていただきました。
グループワークを中心に、傾聴の方法など、ピアサポーターとして必要なスキルを学びました。
知らない者同士で初めは表情が固かった参加者も、ワークをしていくうちに友だちのように打ち解け、笑顔になりました。こういった過程は、様々な人が集まるがんサロンや、ピアサポートの場面において、とても大切なことだと思いますが、グループワークを通してそれを体験することができました。
ピアサポーター研修は、数年に渡り開催していますが、今回のように患者団体自身による手作りで実施したのは初めてです。みんなが主催者となり、参加者となるとてもいい研修会になりました。
ピアサポーターの研修プログラムについては、過渡期を迎えていますが、今後秋田県版のプログラム作成にあたり、県も協力していきます。
以上、ナポリンの報告でした。
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