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2012年5月31日木曜日

2012年世界禁煙デー街頭キャンペーン

5月31日(木)、世界保健機関が定める「世界禁煙デー」にあわせ、秋田駅で街頭キャンペーンを行いました。
がん対策室では毎年この日に街頭キャンペーンを行なっています。


 今年は副知事を中心に、県医師会、協会けんぽ、薬剤師会、看護協会、秋田県総合保健事業団、患者団体、秋田・たばこ問題を考える会、秋田市保健所、秋田中央保健所、がん対策室など約25人で、受動喫煙防止を呼びかけながら、啓発グッズを配りました。
 

多くの人がにこやかにグッズを受け取ってくれて、用意していた1500個がすぐに無くなってしまいました。

秋田県の喫煙率は全国でも上位となっており、さらなる啓発が必要と考えています。
このキャンペーンによって、一人でも多くの人が喫煙と健康の関係や受動喫煙防止について考えてくれればと思います。

以上、ナポリンの報告でした。

2012年5月29日火曜日

2012年世界禁煙デー秋田フォーラムを開催しました


 5月26日(土)、秋田県医師会、協会けんぽ、秋田・たばこ問題を考える会、秋田県の共催により「世界禁煙デー秋田フォーラム」を秋田市中通のカレッジプラザで開催しました。

これは5月31日の「世界禁煙デー」にあわせて毎年開催しているイベントで、今年のテーマは「受動喫煙から子どもを守ろう」です。


当日は80人を超える方が来場され、講演やシンポジウムに耳を傾けていました。

シンポジウム中に「禁煙マン」が乱入。「タバコとりびあクイズ」を参加者に出題し、会場は盛り上がりました。






 今回のフォーラムで、たばこに関する関心や理解がさらに深まったのではないかと思います。

5月31日の「世界禁煙デー」当日は、副知事を中心に秋田駅で街頭キャンペーンを行い、県民のみなさまに受動喫煙防止を呼びかけます。

以上、ナポリンの報告でした。

2012年5月24日木曜日

秋田大学で講義しました!

5月23日(水)16:10~17:40まで、秋田大学医学部の1年生の授業で、90分の講義を担当させていただきました。私自身、昨年度に引き続き2回目となります。
①秋田におけるがんの現状、②がん対策の基本法令・計画、③行政のがん対策推進組織、④秋田県のがん対策と課題などについてお話ししました。
昨年度は70人弱でしたが、今回は110人ほどの学生が熱心に聴講してくれました。秋田の医療を担う医師の卵たちです。秋田を少しでも好きになってほしいとの思いから、秋田の祭りや文化などの画像も少しですが織り交ぜてみました。 














また、「ミニがん講座」の出前事業で配布する「受講証」を配り、学生の皆さんに、「がん検診推進の応援団員」にもなってもらいました。

将来、この中から何人の「がん専門医」が誕生するか楽しみです。学生の皆さんには、秋田の良さをエンジョイしながら、良き医療人への道を着実に歩んでほしいと思いました。若いっていいですね。以上、ネコヤンでした。

2012年5月22日火曜日

町内会に「ミニがん講座」がやってきた!

5月20日(日)は、私の町内会の総会の日でした。事前の役員会で、「この機会に町内会の皆さんにも、がんや検診についてもっと知ってもらおう」という意見が出て、総会終了後にミニ「がん講座」を開催することになった次第。

少人数でも、県内どこへでも、ということで、約束の時間に、2名のがん検診推進員の方が、日曜日にもかかわらず「出前」に来てくれました。

お賽銭箱が見えますね。ここは、町内会の集会所となっている地域の神社。こんなところにも、ミニ「がん講座」の出前は来てくれました。


「1つのがん細胞が1センチになるまで15年。でも1センチのがんが2センチになるのには、たった1~2年しかかからない。だから検診を毎年受けることが大切です。」との説明に「へぇー」という声があがり、皆さんうなずくことしきり。


難しい話をとても分かりやすく、ユーモアたっぷりに語ってくれたがん検診推進員のHさん、ありがとうございました。

このブログをご覧の皆さんの町内会にも、ミニ「がん講座」の出前を「注文」してみてはいかがですか。もちろん無料で来てくれます。(以上、ネコヤンでした。)

<ミニ「がん講座」の申し込み先等>
県がん対策室のHPを参照してください。

http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1315989093349/index.html

2012年5月15日火曜日

「がん政策サミット2012春」に参加

平成24年5月11日(金)~5月12日(土)、NPO法人 日本政策医療機構 がん政策情報センターが主催する標記の会議に参加してきました。(会議は13日(日)までの3日間、東京都内で開催)

当サミットには全国から、がん患者関係者、医療関係者、行政関係者、議会関係者、マスコミなどが一堂に会します。今回も多くの関係者が集いました。

当サミットのカリキュラムは、地方ではめったに聞けない有識者からのレクチャーあり、他県の方と一緒のグループワークあり、休憩時間を活用した名刺交換の場がありと、とても多彩な内容で構成されています。


 「特別セッション」の様子。左から、国のがん対策推進協議会会長、がん研有明病院院長の門田さん、厚労省 がん対策推進官の鷲見さん、NPO法人グループ・ネクサス理事長の天野さん、国立がん研センター理事長の堀田さん。 天野さんは、本県の専任組織体制とブログによる情報発信について「好事例」として紹介してくださいました。




左)がんの課題はこんなにたくさん。水面に出ているのはほんのわずかです。右)腫瘍の位置は約100種類。顕微鏡で調べたときの病理組織は約2千種類と知ってビックリ。


がん患者関係者、行政関係者、医療関係者、互いの意見をすりあわせながら「良い都道府県がん対策推進計画」づくりについて学びました。


ノウハウや新たな視点を持ち帰ろうと、グループ発表に熱心に耳を傾ける参加者。
 

グループ討議では、認識の違いや立場の壁などで、なかなか議論がまとまらず発表には苦労させられましたが、大変よい刺激を受け、大いに勉強になったと思います。また、ここで出会った方々と、互いに「がん対策、頑張ろう!」とエールを交換することができました。

このような場をセットしてくれた日本医療政策機構 がん政策情報センタースタッフの皆さんありがとうございました。以上、ネコヤンでした。

あけぼの秋田  母の日キャンペーン

5月13日(日)11時~乳がんの患者団体「あけぼの秋田」主催の街頭キャンペーンがアゴラ広場で行われ、がん対策室員もお手伝いとして参加しました。


このイベントは乳がん検診の普及啓発のために、あけぼの秋田が毎年行なっていて、道行く人に乳がん検診を呼びかけるほか、当選者にはマンモグラフィの無料検診も実施しています。

 
多くの人が啓発グッズを受け取ってくれて、検診の大切さについて呼びかけることができたと思います。

私たちの他にも病院関係者、市町村保健師など多くのボランティアが参加していました。

以上、ナポリンの報告でした。

ミニがん講座、募集中!

平成24年5月11日15:00~15:30、県庁で開催された会議で「ミニがん講座」を披露しました。
「ミニがん講座」は県知事から委嘱された「秋田県がん検診推進員」がいろいろな場面を通じて、県民にがんの知識と検診の重要性を訴える気軽な講演です。
受講料はかかりません。講座の所要時間は30分ですが、希望の時間で長くも短くも調整します。
町内会の集まりや職場の研修会など少人数でも出張します。

今年度の 「秋田県がん検診推進員」 は次の写真の8人です。

臨床現場で多くの患者さんと接してきた看護師、実際に自治体でがん検診を担当していた保健師、身内ががんにかかった人など、多様なメンバーで構成されていますが、みな熱いハートを持ってみなさんにがんと検診の情報を提供します。

みなさま、申込み、お待ちしています!

問い合わせ・申し込み先 【平日8:30~17:00、平成24年度末まで】

県北地区 (財)秋田県総合保健事業団 県北健診センター がん検診推進員
住所:北秋田市防沢字横道沢23の2の内
電話:080-1662-1368 Fax:0186-63-0929

中央地区 (財)秋田県総合保健事業団 総務部経営企画課 がん検診推進員
住所:秋田市千秋久保田町6番6号
電話:080-1662-1369 Fax:018-831-1663

県南地区 (財)秋田県総合保健事業団 県南健診センター がん検診推進員
住所:仙北郡美郷町飯詰字北中島35番地1
電話:080-1662-1371 Fax:0187-83-2115

以上、もえぞうの報告でした。

2012年5月8日火曜日

市町村・保健所肝炎対策担当者研修会

4月27日(金)午後2時30分から4時30分、秋田市保健所大会議室で、標記の研修会を開催しました。

肝炎対策のキーパーソンは、保健所や市町村の保健センターで健康相談や健診を担当する保健師さんです。肝炎対策の最新情報を届け、現場で活用してもらおうと昨年度から実施しています。また、肝がん撲滅運動の一環でもあります。
県の担当者が、肝炎ウイルス検査、治療費助成、診療体制など「秋田県の肝炎対策等」について説明。
市立秋田総合病院の小松院長からは、C型肝炎のINF治療、新薬・テラプレビル、発がん抑制としてのINF治療など、C型肝炎の最新情報」についてお話しいただきました。
患者団体の「秋田県肝臓友の会」代表の藤井さん。ご自身の闘病体験や患者会の立ち上げの経緯など率直に「患者会からのメッセージ」を発してくれました。
秋田大学大学院消化器内科学講座の後藤準教授からは、「B型肝炎の最新事情」として、秋田県の肝がんや肝硬変の成因、HBV感染予防対策、B型肝炎訴訟の流れなど、お話いただきました。
多くの方が熱心に聴講し、メモをとる姿が印象的でした。また、質疑応答も活発でした。

当研修会は、関係者の熱意により実施することができました。次回も、できるだけ多くの皆さんに参加いただきたいと思います。講師の皆様、会場を提供してくれた秋田市保健所の皆様、ありがとうございました。以上、くうの報告でした。

2012年5月7日月曜日

地域がん登録 集約研修


4月27日(金)午前9時から午後5時まで、秋田県総合保健事業団(秋田市)で、国立がん研究センターによる「地域がん登録標準システム集約研修」が実施されました。

地域がん登録事業で収集されたデータは、一定のルールにより一腫瘍一登録(いちしゅよういちとうろく)に集約されます。

一定のルールというのは、例えば、一人に複数のがんがあったと診断された場合、

  • はじめのがんは登録するけれど、転移したがんは登録しない。
  • 両側臓器の左右に別々に診断された場合、乳房ではそれぞれを登録し、卵巣だと単一として登録する。

など専門的です。
秋田県が昨年度導入した標準システムは、届出された登録票の内容を入力すると自動で集約処理をしますが、人の身体は様々で、ある程度自動処理できない内容が含まれることが一般的です。それに対しては、人が判断して集約しなければなりません。

研修では、講師の国立がん研究センター地域がん登録室室長の松田智大先生(上の写真右)と診療実態調査室室長の柴田亜希子先生(上の写真左)から集約作業手順の確認と判断根拠の説明を受けました。

実務を担当する秋田県総合保健事業団の職員(下の写真)は真剣な面持ちで聴講していました。

がんの罹患という個人情報を扱うのでプライバシー確保のために、登録室には部外者の立ち入りが制限されています。なので、一般の人は登録の現場を直に目にすることは、まずありません。
人目にふれないからこそ、私は秋田県の地域がん登録が、このような地道な作業の積み重ねにより支えられていることを、ぜひ多くの人に知ってもらいたいと思います。


秋田県の登録精度が評価されて、6月8日(金)の地域がん登録全国協議会学術集会シンポジウムで秋田県の登録精度向上についての発表が予定されています。
「精度の高さ」は登録室や医療機関など地域がん登録に関係するオール秋田の成果です。

秋田県では、このように国立がん研究センターと連携し、更に正確な登録を目指しています。


以上、もえぞうの報告でした。