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2013年3月14日木曜日

消化器がん部会


平成25年3月7日(木)午後6時から県総合保健センター会議室で「健康づくり審議会 成人保健分科会 消化器がん部会」を開催しました。
がん検診の目的となる最終的な指標は、「がん死亡率の減少」です。
この目的を達成するには、ある程度の時間が必要です。
がん検診の受診率が増えた後、要精検と判定された人が精密検査を受けて、早期がんが発見され、治療を完遂してはじめて、がん死亡率の減少に結びつきます。

そのため、部会では「受診率」「要精検率」「精検受診率」「がん発見率」のような指標で中間評価をします。
今回の部会で、精度管理体制の調査を行い、指標の改善に結びつけようという提案が了承されました。

がん検診精度管理・事業評価推進のための3段階
科学的根拠に基づくがん検診推進のページ」より

本部会の開催により、5つの部位(胃・大腸・肺・乳・子宮)における県のがん検診精度管理事業が始動しました。
これからが本番、一歩一歩、着実に前進したいと思います。

以上、もえぞうの報告でした。

2013年3月7日木曜日

平成24年度 第2回がん患者ピアサポーター研修会

3月6日(水)10時~16時30分、ふきみ会館(秋田市)で、平成24年度第2回がん患者ピアサポーター研修会が、秋田県がん患者団体連絡協議会 きぼうの虹の主催により開催され、がん患者団体関係者や行政関係者など約20名が参加しました。

午前中には、きぼうの虹のメンバーから、これまでのピアサポーター研修会の振り返りや、愛知県のわかば会で行なっているプログラムへの参加報告、 国のがん総合相談研修プログラム策定シンポジウムへの参加報告が行われ、また、県からはこれまで秋田県で実施してきたピアサポーター研修会と、現在国で策定が進んでいるプログラムとの違いを示し、今後秋田県版の研修プログラムを考えていくにあたっての論点の洗い出しを行いました。

午後には臨床心理士の渡部明子先生からピアサポートの概論や、コミュニケーションスキル、リラックス法についての講義をしていただきました。

グループワークを中心に、傾聴の方法など、ピアサポーターとして必要なスキルを学びました。
知らない者同士で初めは表情が固かった参加者も、ワークをしていくうちに友だちのように打ち解け、笑顔になりました。こういった過程は、様々な人が集まるがんサロンや、ピアサポートの場面において、とても大切なことだと思いますが、グループワークを通してそれを体験することができました。

ピアサポーター研修は、数年に渡り開催していますが、今回のように患者団体自身による手作りで実施したのは初めてです。みんなが主催者となり、参加者となるとてもいい研修会になりました。
ピアサポーターの研修プログラムについては、過渡期を迎えていますが、今後秋田県版のプログラム作成にあたり、県も協力していきます。

以上、ナポリンの報告でした。

2013年2月26日火曜日

新年度への準備!

平成25年2月26日(火)、がん対策室に一冊のパンフレットが届きました。
「平成25年大館市健康ガイド」です。
手紙が添えられており、「もえぞうさんの登場ページは11ページになります」とありました。
え?
パンフレットを開いて思い出しました。
以前このブログに掲載した写真を「検診イメージとして掲載していいですか?」とのリクエストがあり、OKしていたことを。

▼元ブログ記事
http://24akitaken-gantaisaku.blogspot.jp/2012/11/blog-post_26.html

ブログが、このようなかたちで役に立てて嬉しいです。
がん対策室職員で「ブログの二次利用、嬉しいね」と話しました。
今後も大歓迎します。
(転載する場合、どうか一報ください。)

このパンフレットは3月に広報と一緒に大館市の全世帯に配布されるとのことです。

市町村担当者は、住民に興味を持って読んでもらえるように一生懸命にアレンジして、このような検診・健診の案内を毎年作成しています。
がん検診の多くは毎年の受診が基本です。
機を逃さぬよう、案内が届いたら、必ず御覧になってください。

今年の秋田は大雪ですが、新年度の準備も着々と進み、春が近づいていると実感します。
以上、もえぞうの報告でした。

2013年2月15日金曜日

新しい検診車がやって来た (^o^)!

平成25年2月14日(木)、新しい検診車が秋田にやってきて、納車前の検査を行いました。
県章を鼻に見立てると、かわいらしい顔にみえました。
この検診車は胃がん検診用で、県が購入して検診機関に貸与するものです。

実は昨年度も同じ日に検診車の検査を実施していました。

今年度の検診車は昨年度の車両よりひとまわり大きいサイズです。
X線撮影台まわりもゆったりとしていました。
この検診車がもうすぐ秋田県内を走り回ります。
これから10年以上活躍してくれるはずです。
みなさんの検診車として、可愛がっていただけると嬉しいです。

車体にみなさんへのメッセージを記しました。

「必ず 受けてね がん検診 (愛を込めて)秋田県」
以上、もえぞうの報告でした。

2013年2月5日火曜日

ひとり暮らしのがん患者さんを支える

2月3日(日)午後1時~3時、秋田拠点センターアルヴェ 2階 多目的ホールにて、秋田県がん患者団体連絡協議会 きぼうの虹の主催により、講演会「ひとり暮らしのがん患者さんを支える~在宅ケアと看取り~」が開催され、がん経験者や医療関係者、介護関係者など約90名の方が来場しました。

はじめに、株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション統括所長の 秋山正子 先生が講演されました。
 
講演では在宅ケアについて、患者が「病院から見放された」というイメージを抱くなど、まだまだ正しく認識されていないことが取り上げられ、がんの「家」学療法と題して、在宅でいかにがんのケアをしていくのか、事例を交えて紹介されました。

次に、秋田往診クリニック理事長の 市原利晃 先生が講演されました。
秋田往診クリニックでは在宅医療を専門に行なっており、 在宅でがんのケアをされた方の事例などが紹介されました。

最後は、会場を交えてのフリートークが行われ、在宅ケアについて、たくさんの質問や意見が出されました。
お二人の講演やフリートークから、在宅ケアによって患者さんのQOLが大きく向上することがわかりました。
もちろん在宅ケアを行うには様々な組織の連携や、コミュニケーションの充実など、乗り越えなくてはならない課題はたくさんありますが、まずは在宅ケアに関する間違ったイメージを変えていく必要があります。

このような機会を通して、在宅ケアについての正しい認識が広がれば良いなと思いました。

ナポリンの報告でした。

 

2013年2月4日月曜日

多目的コホート研究地域連絡会議

平成25年1月30日(水)午後3時から5時、平鹿地域振興局福祉環境部で行われた、平成24年度多目的コホート研究横手地域連絡会議に出席しました。

この会議は、国立がん研究センターが推進する横手地域のコホート研究の関係者が一堂に会して、最近の取組や成果、今年度から本格的に始まった次世代多目的コホート研究などについて情報共有するために開催されました。


次世代多目的コホート研究の進捗状況では、横手地域の方々のこの研究への同意率は大変高く、非常にありがたいことだと感じました。

また、多目的コホート研究の最近の研究成果では、「5つの健康習慣の実践とがんリスク」、「清涼飲料水と循環器疾患」など、がんや他の疾患についての興味深いテーマが多く、思わず日頃の自分の生活習慣をふり返りながら聞いていました。
(「多目的コホート研究の成果」等については、国立がん研究センター予防研究部内の多目的コホート研究事務局のウェブサイトを参照ください。 → http://epi.ncc.go.jp/jphc/index.html

このように、この研究の成果をたくさんの方に知っていただき、生活習慣を見直すきっかけになればいいなと思いました。

以上、おまの報告でした。

肺がん等部会

平成25年1月28日(月)午後6時から、「平成24年度健康づくり審議会 成人保健分科会 肺がん等部会」を県総合保健センターで開催しました。

この部会は、医師、臨床検査技師、自治体で検診業務に携わる方など12名から構成されています。また、今回は検診機関の方にもオブザーバーとして加わっていただき、秋田県の肺がん検診をより良くしていくための話し合いが行われました。



肺がんに関する罹患や死亡統計、市町村が実施するがん検診の実施状況、精密検査の(プロセス)指標をもとに、肺がん検診の精度管理・事業評価のあり方について、活発な議論がなされました。

がん検診の最終的な目標(アウトカム指標)はがん死亡率の減少ですが、現状のがん検診が適切に運用されているか判断するには、技術・体制的指標とがん発見率などの(プロセス)指標を把握・分析することが重要です。


今回は、それらの指標をしっかり把握するために、自治体や検診機関に継続的に調査をしていくことが承認されました。
今後、この調査結果をもとに、より質の高いがん検診の体制が整えられるよう、関係者の皆さんと一丸となって頑張っていきたいと思います。

以上、おまの報告でした。