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2012年4月9日月曜日

秋田骨髄腫セミナー


今年度も「秋田県庁がん対策室ブログ」は、どんどん情報発信しますので、よろしくお願いします。

みなさん、多発性骨髄腫(たはつせいこつずいしゅ)をご存じですか?
http://ganjoho.jp/public/cancer/data/myeloma_diagnosis.html#prg1

平成22年の地域がん登録事業によると、秋田で1年間に41人の方が新しく診断されています。

4月7日(土)13:20から秋田拠点センターアルヴェ(秋田市)で開催された「秋田骨髄腫セミナー」(主催:NPO東北血液研究会)に参加しました。
挨拶する秋田大学澤田賢一教授
藤島直仁先生の講演から、秋田大学では、TM-Rev(テーラーメード-レブラミド)という名称で臨床試験が行われ、患者さん一人一人に合わせて新しい薬の投与が実施されていることがわかりました。藤島先生からは他の臨床試験の紹介もあり、秋田大学は複数の新しい治療に挑戦していることもわかりました。

質疑応答では秋田大学の専門家が勢揃いして患者さんの質問に丁寧に回答していました。
質疑応答
今回、司会の上甲恭子さんが副代表を務める「日本骨髄腫患者の会」は、情報誌の配布、セミナーの実施、研究助成金の授与など15年前から活動しており、現在、約4千人の登録者がいます。同じ病気を持つ者が互いに腹を割って話せることもあり、患者会の存在そのものが患者の安心につながっていると思いました。
「日本骨髄腫患者の会」について、詳しくはこちらを御覧下さい。
http://www.myeloma.gr.jp/

会場には、患者さんや家族の熱心な想いと、それを受け止める専門家の真剣な雰囲気がありました。
このセミナーに参加して「患者さんが安心できるよう政策を提案していかなければならない」と決意を新たにすることができました。

以上、もえぞうの報告でした。

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