23年度のブログはこちら

http://akitaken-gantaisaku.blogspot.jp/


25年度のブログはこちら

http://akitagantaisaku2013.blogspot.jp/

2012年12月18日火曜日

「健康ひらか」講演会

12月18日(火)13:30~15:30、平鹿総合病院講堂で開催された「健康ひらか」講演会に参加しました。
この講演会は、平鹿総合病院のご協力を得て、県平鹿福祉環境部と横手市の共催で毎年1回行われています。今年もたくさんの関係機関の方や一般の方が聴講にいらっしゃっていました。


講演の講師は、国立がん研究センター がん予防・検診研究センター 検診研究部長 斎藤博先生、演題は「がん検診の基礎知識 ー上手に活用するためにー」です。


まず、症状のある方が受ける診療(検査)とは違って、検診は症状のない健康な方を対象にしていることを説明してくださいました。
また、がんをよく見つけるかどうかが重要になる診療(検査)と違って、検診は死亡率を下げるかどうか(メリット)が重要であり、偽陽性・偽陰性や過剰診断などのデメリットが小さいと科学的根拠が証明されている検診を決められた年齢と検診間隔で定期的に受けるべきと教わりました。
(市町村が実施するがん検診が、それにあてはまります。)



講演後、質問した方ご自身の検診の受け方や、かかりつけ医とのやりとりについての質問が多く出ました。この講演を聴いて、検診や健康について深く考える機会になったと思います。

講演の中で、「正しいがん検診をみんなで受ければがんに勝てる」という言葉が印象に残りました。
正しいがん検診をより多くの方に受けてもらうためにも、このように、がん検診についてよく知ってもらう機会がとても大事だと思いました。

以上、おまの報告でした。

2012年12月17日月曜日

がん検診推進タウンミーティング in 横手


平成24年12月14日(金)13:00~15:30、秋田県立衛生看護学院において、「がん検診推進タウンミーティング」を開催し、看護科、保健科の学生119名が参加しました。

がん検診に関する正しい知識の啓発を図り、参加者一人ひとりに「がん対策」について考えてもらい、その意見を今後の施策に活かすことを目的とした事業です。

はじめのレクチャー編は、当がん対策室の武藤から秋田県のがん対策について、次に横手市健康推進課の菊地摩貴子さんから横手市のがん検診の現状について情報提供しました。
その後、認定NPO法人女性特有のガンのサポートグループ オレンジティ 理事長の河村裕美さんから講演いただきました。
河村さんは結婚1週間後に、子宮頸がんの告知を受け、子宮と卵巣を摘出する手術を受け、手術後に想像していなかった後遺症があったことなど、自身の経験を学生に語りかけました。
そして、後遺症の中でも話題にしにくい排尿・排便障害、卵巣欠落症候群(更年期障害)、性機能障害のことなどをがんを経験した女性どうしで話せる場として「オレンジティ」の設立に至った経緯を話しました。

私は講演の最後の河村さんの言葉に涙腺が緩みました。
「私は子供が好きで、自分の手で抱きたいと思っていましたが、子宮と卵巣を摘出したので、生物学的な母になれません。しかし、自分自身のがんの経験を語り、がん検診の大切さを呼びかけるといった次世代に命を残す活動を通して、社会的な母になりたいと思います。」
続いてワーク編として、自分たちができるがん対策について、各グループで検討し発表してもらいました。
「検診スタンプラリーを企画する」
「検診の祝日を設けるよう働きかける」
などの独自のアイデアが発表されました。
河村さんは子宮頸がんの検診やワクチンの痛みについての発表に関連し
「後遺症に比べたら一瞬の痛みなんかたいしたことない」
と助言すると、会場からは
「自分が検診に行くだけでなく、友達と連れだって検診に行く“連れ検診”を推進したい」
といった意見が出ました。

がんで苦しむ人がひとりでも減るよう一人ひとりが自覚をもって行動してもらえれば嬉しいと感じました。
以上、もえぞうの報告でした。

地域がん登録行政担当者研修

12月12日(水)13:20~16:30、国立がん研究センターで開催された「地域がん登録行政担当者研修」に出席しました。


この研修では、行政担当者が対象ということで、主に地域がん登録の資料の活用方法や、がん対策における地域がん登録の必要性について教えていただきました。

今年の6月に国で示されたがん対策推進基本計画では、重点的に取り組むべき課題に「がん登録の推進」が挙げられ、地域がん登録の法制化が検討されています。

講演の中で、「『がん登録』なくして『がん対策』は成り立たないし、逆に、『がん対策』を実施しないのであれば、『がん登録』は必要ない」という言葉が印象に残りました。
効果的・効率的にがん対策を行っていくためには、地域がん登録で得られる多くのデータを有効に活用することが大切だと感じました。

以上、おまの報告でした。

2012年12月16日日曜日

秋田県がん対策推進委員会

 12月13日(木)18:00~20:00、県庁にて、「平成24年度 第2回 秋田県がん対策推進委員会」を開催しました。


 この委員会は、がん医療に関わる医療従事者や患者会、自治体の代表からなる15名で構成されており、本年度で計画期間の最終年度となる「秋田県がん対策推進計画」を見直し、今後の総合的な次期がん対策推進計画を策定するための委員会です。今年の7月に第1回が行われ、今回は5ヵ月ぶりの開催です。


 今回も事務局が示した新たな計画の素案について、様々な立場、視点からたくさんのご意見をいただき、大変有意義な会議となりました。

 当日の議事録については、後日、当室のウェブページに掲載いたします。

 見直した計画には、いろいろな目標が設定される予定ですが、当室だけでなく、がんに関わるたくさんの関係者とその目標に向けて、より良いがん対策ができる計画を策定するため、さらに頑張っていきたいと思います。

以上、おまの報告でした。

2012年12月11日火曜日

スマイルスタイル

12月8日(土)10時~15時、秋田市エリアなかいち にぎわい交流館で「スマイルスタイル」が開催されました。NPO法人「秋田健康支援情報局」でつくる実行委員会の主催によるもので、がんなどで闘病中の女性に美しく変身してもらうというヘアメイクショーです。

 会場には多くの方が訪れ、変身したモデルがステージに登場すると、大きな歓声が上がりました。


秋田県がん患者団体連絡協議会「きぼうの虹」のメンバーもステージでタオル帽子をPRしました。

このようなイベントを通して、がんや障害などに対する正しい理解が広まるとともに、闘病中の方たちを支援していこうという活動の輪が広がればいいなと感じました。

ナポリンの報告でした。

2012年12月10日月曜日

雄勝福祉環境部 中学校出前講座


秋田県雄勝地域振興局福祉環境部は、平成24年12月5日(水)14:40~15:40、湯沢市立須川中学校の全校生徒46名とその保護者を対象とした「親子講演会・がん予防出前講座」を開催しました。

講師は雄勝中央病院副院長の天満和男先生です。

講演後、生徒さんから
「こげた物を食べるとがんになるっていうのは本当ですか?」
と質問があり、天満先生は
「程度の問題。大量に食べるとよくないけれど、そんなに焦げを好んで食べる?」
と返すと会場のたくさんの生徒が微笑みました。

天満先生は
「バランスのよい食事や運動ががん予防に効果的。でも、“絶対にがんにならない方法”はないので、検診が重要。」
と説き、保護者の方に目を向けながら
「検診は症状がない人が受けるものですよ。」
と強調していました。

生徒と保護者が一緒にがん予防を学んだ講演会、家庭でどんな会話になるのか楽しみです。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年12月7日金曜日

秋田銀行でウィッグやタオル帽子などを展示中

NPO法人「秋田健康支援情報局」が秋田銀行大町支店にウィッグやタオル帽子などを展示中です。


 展示会場には、がんについて知っていただくためのポスターや、タバコに関するクイズ、患者さんのためのウィッグやタオル帽子などが展示してあります。お気軽にお立ち寄りください。

秋田健康支援情報局は8日に行われるイベントSmile Style も企画しています。
こちらにも是非ご来場ください。 

Smile Style 
12月8日(土)10:30~15:00 
エリアなかいち にぎわい交流館2階 展示ホール

ナポリンの報告でした。 

2012年12月6日木曜日

保健主事研究協議会でタバコとりびあクイズ実施

11月29日(木)、教育庁で開催する「保健主事研究協議会」に参加し、タバコとりびあクイズを実施してきました。

保健主事は各学校で保健教育などを担当されている先生で、生徒にタバコに関する教育を行う機会があります。今回は約170名の先生に御参加いただきました。



子どもはタバコによる健康影響を受けやすいことや、喫煙習慣は一度身に付いてしまうと、改善することが難しいことから、保健主事の先生にタバコとりびあクイズを実施していただき、喫煙を始める前の児童生徒にタバコについて知ってもらうことが目的です。

まず、がん対策室から、昨年度製作した「大人バージョン」を実施しました。こちらは中学生、高校生程度から使っていただくことを想定しています。

次に、先日作成したばかりの「こどもバージョン」を すずきクリニック院長 鈴木裕之 先生に実施していただきました。こちらは小学生に使用することを想定した内容です。




参加者のみなさんは実際にクイズを解いたり、熱心にメモを取ったりしながら、受講されていました。

また、終了後にクイズの感想についてアンケートを取り、先生方の御意見をいただきました。
それらを踏まえて内容を改訂のうえ、県のウェブサイトに公開する予定でおりますので、公開まで少々お待ち下さい。(大人バージョンは既に公開しています。こちら

ナポリンの報告でした。

2012年12月4日火曜日

第2回秋田県がん教育モデル授業

平成24年11月28日(水)13:50~15:30、秋田県立能代高等学校の1年生を対象に「がん教育モデル授業」を開催し、226名の生徒に受講いただきました。

佐々木正一校長先生の授業開始のあいさつでは「がんに関することで、私は後悔していることがある。」と切り出し、生徒のみなさんは真剣な表情になりました。
佐々木正一 校長先生
講師は第1回のモデル授業に引き続き、秋田大学医学部の戦略的外科系医師養成プログラム准教授の安藤秀明先生です。
第一部のレクチャー編では、安藤先生の講義に続き、皆川慶子さんが、自身の子宮体がんの経験を語ってくれました。
左:皆川慶子さん 右:安藤秀明先生
安藤先生が
「がんという病気を経験して変わったことはありますか?」
と尋ねると皆川さんは
「今できることを先延ばしせずに今やろう、と思うようになった」
と答えたところが印象的でした。

第二部のワーク編では、各グループで「大切な人をがんで失わないために自分に何ができること」を話し合い、発表してもらいました。
生徒さんたちから
「生活習慣を変えてもらうために、あなたがいなければダメだと涙ながらに訴える」
等の大切な人を守ろうとする発表がありました。

ぜひ、生徒の皆さんには身近な人と今日の授業の話をしてほしいと思いました。
詳しい情報はおって秋田県庁の公式ウェブサイト「美の国あきたネット」に掲載します。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年11月28日水曜日

ホスピタルクラウン

みなさん、ホスピタルクラウンをご存じですか?

ホスピタルクラウン=病院の道化師、

すなわち、けがや病気で入院している子供の病室を訪ね、子供と一緒に遊び、演技を見せて楽しませる道化師のことです。

平成24年11月27日(火)13:30~14:00、私は今後の事業の参考にするため、ホスピタルクラウン、シャンティさんのパフォーマンスを見に秋田市内の病院を訪れました。

シャンティさんはクラウン歴約10年のベテランです。
入院している子どもやその母親をみるみる笑顔にするシャンティさんのパフォーマンスを素敵だな、と思っていたら、シャンティさんの指名により私も子どもたちの前で、パフォーマンスのお手伝いをさせてもらえることになりました。
周りのみんなに笑顔の輪が広がるともうノリノリです。
左:もえぞうサンタ、中央:シャンティさん、右:トナカイさん
シャンティさんは、プレイルームのパフォーマンスの後、各病室をまわりました。
病院生活に笑顔を届ける活動を通して、いろいろな気づきがあり、子どもたちから私が元気をいただきました。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年11月26日月曜日

胃がん検診受診レポート

平成24年11月26日、がん対策室職員の私(もえぞう、42歳)は、職場の胃がん検診を受診しました。
受付・問診の後、検診車に移り、バリウムを飲んで、検診台の上に乗ります。
可動式の検診台の上に乗ると、放射線技師さんから「横を向いて」のような指示が何回かあり、数枚レントゲン写真を撮影します。

7:40に受付し、7:50に終了-「あっという間に終わった」と思いました。
前日の夜9時から飲食禁止なので、意識して行動しないといけませんが、受診は簡単です。

40歳以上のみなさん、毎年、胃がん検診を受けていますか?
健康なときに受けるのが検診。自分の身体は自分で守りましょう。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年11月22日木曜日

患者必携「地域の療養情報」の提供に向けて2012 地域における情報発信とがん患者支援

平成24年11月21日(水)13:00から、国立がん研究センターで「患者必携地域の療養情報の提供に向けて2012 地域における情報発信とがん患者支援について」が開催されました。これは、厚生労働科学研究費補助金 地域におけるがん対策の推進と患者支援に資する介入モデルの作成に関する研究班主催によるものです。
各地域において、インターネットの利用の有無に関わらず、得られる情報に差が生じないよう、がんに関する情報を記載したパンフレットなどを作成し、がん診療を行っている医療機関等に提供するための、事例報告や今後の取り組みについてディスカッションしました。
ディスカッションは地区ごとに行われ、私は他の東北地区の出席者とともに今後の課題など話し合いました。
東北地区の特徴として、交通の便などの理由から県を越えて相談、通院する方が少なくありません。そのため、各県はもちろんですが、東北としての情報提供も必要ではとの意見がありました。
こういった研修会や様々な立場の方の意見をより多くいただき、患者さんが必要とする情報がきちんと届く環境づくりを今後もがんばっていきたいと思います。

以上、くうの報告でした。

2012年11月21日水曜日

がん検診推進タウンミーティング in 大館


平成24年11月20日(火)13:00~15:20の日程で、大館市保健センターにおいて、「がん検診推進タウンミーティング」を開催し、大館市民を中心に39名の方に参加いただきました。
県民のがん検診に関する正しい知識の啓発を図り、受診率の向上を目指すとともに、県民との意見交換を通じて、今後の対策に生かそうとするもので、秋田県と大館市と共催事業です。
大館市 健康推進課長 日景恵里子さんのあいさつ
秋田県がん検診推進員からの「ミニがん講座」の後、大館市健康推進課の西島郁子さんから大館市のがん検診のお得情報等を提供いただきました。

その後、当がん対策室長が座長となり「受診率向上に向けて~自分たちにできること~」をテーマに座談会を行い、事業所、保健衛生推進員、PTA関係、商工会議所、農協組合員、がん患者会員、学生などいろいろな立場の人からがん検診についての意見を聞くことができました。

参加者で商工会議所青年部会長の武田喜胤(たけだよしつぐ)さんから「私は保険を扱う仕事柄、お客様とがんについて話す機会があるが、みんながんを知らなすぎる。県の行っているミニがん講座のような事業をもっとやってほしい」とコメントがありました。
また、フロアのがん患者会代表者から「今、秋田県がモデル的に進めている「がん教育」をもっと進めてほしい」というコメントもありました。

日々の忙しさに流されず、しっかりと住民の意見を聞く場を設け、その意見を事業に活かしていく--これが行政の基本スタンスだと再確認できました。

今後、12月14日に横手で、タウンミーティングを予定しており、このブログで告知・報告します。
以上、もえぞうの報告でした。

2012年11月19日月曜日

がん検診推進タウンミーティング in 能代市

平成24年11月16日(金)13:00~16:00の日程で、能代市文化会館において、「がん検診推進タウンミーティング」を開催し、能代市健康推進員を中心に134名の方に参加いただきました。

県民のがん検診に関する正しい知識の啓発を図り、受診率の向上を目指すとともに、県民との意見交換を通じて、今後の対策に生かそうとするもので、「秋田県在宅保健師等ゆずり葉の会」、秋田県国民健康保険団体連合会」、「県」、そして地元「能代市」との共同開催です。
齊藤市長のあいさつ
東北大学医学部保健学科の平野かよ子教授は基調講演で「健康な生活は家族や近隣、地域とのつながりで成り立っている。だから絆が大事」と話しました。


その後、当がん対策室長による情報提供「秋田県のがん対策について」のあと、参加者全員でグループワーク「がん対策・・・わたし、私たちにできること」を行いました。
参加者から「検診をすすめるだけでなく、周りの人に健康に関する声かけをしていきたい」といった発言があり、「健康は周りの人と一緒につくっていく」というムードが会場全体に広がっていたように思いました。
がん検診をすすめる活動が、地域づくりにつながっていくことを嬉しく思います。
このようなタウンミーティングを通じて、秋田県に健康の輪を広げていきたいと思います。

今後、県では11月20日に大館、12月14日に横手で、タウンミーティングを予定しており、このブログで告知・報告します。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年11月15日木曜日

肝臓病 医療講演と個人相談会

平成24年11月11日(日)13:00から、大館市中央公民館で、「肝臓病 医療講演と個人相談会」が開催されました。主催は患者団体「秋田県肝臓友の会」です。




大館市立総合病院、小笠原仁先生の「B型肝炎について」の講演では、B型肝炎の治療の他、アルコール性肝炎についてもお話しされました。肝硬変、肝がんの原因は、全国的にはC型ウイルス、B型ウイルス、アルコールの順で多いのですが、大館市立総合病院では、C型肝炎に続きアルコールが多いとのことでした。これは秋田県全体にも言える傾向です。秋田県の肝硬変、肝がんを減少させるにはウイルス性だけではなく、アルコールの対策も必要と考えます。
また、市立秋田総合病院、小松眞史先生の「C型肝炎と行政支援について」の講演では、C型肝炎のテラプレビルを含む3剤併用療法の具体的な方法や実績なども紹介されました。
小松眞史先生            小笠原仁先生
今回の講演会は、主催者が行政や企業でなく、患者団体という所に大きな意義があると思います。今後もこうした活動を応援していきたいと思います。

以上くうの報告でした。

2012年11月14日水曜日

受動喫煙防止秋田フォーラム2012

11月10日(土)14時30分~16時45分、秋田市のにぎわい交流館で、秋田県医師会、協会けんぽ、秋田・たばこ問題を考える会の協力により、受動喫煙防止秋田フォーラム2012を開催しました。会場には保健師や看護師など50人が集まりました。



まず、すずきクリニック院長 鈴木裕之 先生が「こどもタバコとりびあクイズ」を初披露しました。
 これは昨年度作成した「タバコとりびあクイズ」の児童生徒向けのバージョンで、小学校等でたばこ教育をするツールとして作られたものです。

絵やフォント、レイアウトなどが子ども向けに工夫されており、楽しくたばこについて学んでもらえる内容になっており、今後、学校現場で広く使ってもらえるようPRを行う予定です。

次に、平間病院長 平間敬文 先生 に講演をしていただきました。平間先生は全国禁煙推進協議会長などを務められており、たばこの害についての健康教育を広く行なっていらっしゃいます。



講演は分かりやすく、初めて知ることがたくさんあり、とても有意義な内容でした。たばこの害を知らないまま、喫煙をしている方や、受動喫煙を受けている方が大勢います。正しい知識を身に付けることの大切さを改めて認識しました。

今回のフォーラムを皮切りに「こどもタバコとりびあクイズ」を広く学校現場にPRし、子どもへの正しい知識の普及に対しても、いっそう力を入れて取り組んでいきます。

第1回秋田県がん教育モデル授業

平成24年11月7日(水)14:30~16:30、秋田県立横手清陵学院中学校の2~3年生を対象に「がん教育モデル授業」を開催し、151名の生徒に受講いただきました。
講師は秋田大学医学部の戦略的外科系医師養成プログラム准教授の安藤秀明先生です。
第一部のレクチャー編では、安藤先生の講義に続き、元湯沢市健康管理課長、教育次長の菅日出男さんが、自身の大腸がんの経験を語ってくれました。
日本人の「2人に1人ががんになる」という事実をはじめて知った生徒さんも多くいました。
第二部のワーク編では、各グループで「身近な人をがんで失わないために自分に何ができること」を話し合い、発表してもらいました。
生徒さんたちから
「団体検診を割引きにする」
「たばこの自販機を飴の自販機にする」
「相手の事を思いやる」
等の様々な視点で身近な人を守ろうとする発表がありました。

「今日の講義で、がんのことを通じて、命の大切さを知ることができて良かった」
という感想が印象的でした。
ぜひ、身近な人と今日の授業の話をしてほしいと思います。
詳しい情報はおって秋田県庁の公式ウェブサイト「美の国あきたネット」に掲載します。

以上、もえぞうの報告でした。


【告知】
11月28日には秋田県立能代高等学校で「がん教育モデル授業」を開催します。

2012年11月5日月曜日

肝疾患対策部会

10月31日(水)18~20時、「平成24年度秋田県健康づくり審議会 感染症対策分科会 肝疾患対策部会」を開催しました。

この部会は、肝疾患治療の専門家や自治体、患者会の方々13名から構成されており、今後の肝炎治療を中心とした肝疾患対策の方針について話し合いが行われました。


事務局からの肝炎治療費助成制度の実績や、都道府県における肝疾患対策の実施状況等の報告の後、現在策定中の来年度から始まる「秋田県肝炎対策推進計画」や来年度の活動方針について、活発な議論がなされました。

その中で、8月に行われた肝疾患診療ネットワーク会議で話題になった、地域で相談窓口の要となるコーディネーターを養成することについては現実味を帯びてきた議論となりました。また、秋田県で特徴的でもある、アルコールと肝炎の問題も議題にあがりました。

このように医療従事者、行政、患者会の方々と本県の現状や課題を共有し、一緒に考えることはとても大切だと感じました。また、本県の実情に合わせた肝疾患対策ができるよう、さらに努力していきたいと思います。

以上、おまの報告でした。



2012年10月29日月曜日

平成24年度秋田県地域がん登録委員会

平成24年10月25日(木)18:00~19:30、秋田県総合保健センターで「平成24年度秋田県地域がん登録委員会」を開催しました。

地域がん登録では、各病院からがんの罹患情報等を集めて、秋田県のがんの状況を調査しています。今回の委員会では、集めた情報をいかに秋田県のがん対策に活かしていくかなど、がん登録をがん対策に活用していくための前向きな議論が行われました。


がんの罹患情報や死亡情報など、地域がん登録で得ることができるデータは、がん対策を考える上でとても重要だと改めて実感しました。

秋田県のがん登録率はとても高くなっており、多くのデータが集まっていますが、今後はそのデータをより使いやすく、より活用できるようにして秋田県のがん対策を一層推進していきます。

以上、ナポリンの報告でした。