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2012年12月17日月曜日

がん検診推進タウンミーティング in 横手


平成24年12月14日(金)13:00~15:30、秋田県立衛生看護学院において、「がん検診推進タウンミーティング」を開催し、看護科、保健科の学生119名が参加しました。

がん検診に関する正しい知識の啓発を図り、参加者一人ひとりに「がん対策」について考えてもらい、その意見を今後の施策に活かすことを目的とした事業です。

はじめのレクチャー編は、当がん対策室の武藤から秋田県のがん対策について、次に横手市健康推進課の菊地摩貴子さんから横手市のがん検診の現状について情報提供しました。
その後、認定NPO法人女性特有のガンのサポートグループ オレンジティ 理事長の河村裕美さんから講演いただきました。
河村さんは結婚1週間後に、子宮頸がんの告知を受け、子宮と卵巣を摘出する手術を受け、手術後に想像していなかった後遺症があったことなど、自身の経験を学生に語りかけました。
そして、後遺症の中でも話題にしにくい排尿・排便障害、卵巣欠落症候群(更年期障害)、性機能障害のことなどをがんを経験した女性どうしで話せる場として「オレンジティ」の設立に至った経緯を話しました。

私は講演の最後の河村さんの言葉に涙腺が緩みました。
「私は子供が好きで、自分の手で抱きたいと思っていましたが、子宮と卵巣を摘出したので、生物学的な母になれません。しかし、自分自身のがんの経験を語り、がん検診の大切さを呼びかけるといった次世代に命を残す活動を通して、社会的な母になりたいと思います。」
続いてワーク編として、自分たちができるがん対策について、各グループで検討し発表してもらいました。
「検診スタンプラリーを企画する」
「検診の祝日を設けるよう働きかける」
などの独自のアイデアが発表されました。
河村さんは子宮頸がんの検診やワクチンの痛みについての発表に関連し
「後遺症に比べたら一瞬の痛みなんかたいしたことない」
と助言すると、会場からは
「自分が検診に行くだけでなく、友達と連れだって検診に行く“連れ検診”を推進したい」
といった意見が出ました。

がんで苦しむ人がひとりでも減るよう一人ひとりが自覚をもって行動してもらえれば嬉しいと感じました。
以上、もえぞうの報告でした。

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