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2012年4月25日水曜日

がん対策室の市町村訪問

新年度、新体制が始動して3週間が経ちました。

役所では年度の変わり目に人事異動・担当交替がありますので、円滑に連携してがん対策を進めるため、私達がん対策室では、毎年この時期に全市町村のがん検診担当者を訪問し、今年度の事業の進め方について1時間ほど打ち合わせをしています。

4月18日(水)に能代市保健センターを訪問した際、そこで健診のリハーサルをしていたので見学させていただきました。
受付
乳がん検診の装置
子宮がん検診の装置
能代市保健センターでは通年、平日の検診の受付をしています。
私が
「通年-受診しやすい恵まれた環境ですね。」
と話すと、能代市の担当者は
「逆に、何時でも受けられると思って、結局、受診しない人がいます。」
とおっしゃっていました。
なんとも、もったいない話です。

私は、しばしば、週末の朝に自宅から徒歩3分ぐらい近くにあるクリーニング店に、当日仕上げでクリーニングをお願いしますが、他の用事を先にしているうちに閉店時刻を過ぎてしまい、その日に取りに行けなかったことが何回もあります。
そんな私ですので、偉そうな事を言えませんが、検診は大事です


みなさん、油断せずに受診機会を逃さないようにしてください
(思い立った時に市町村担当者に電話して受診方法を確認するといいと思います。)

本日、訪問予定の半数の日程を終えました。
一口に基礎自治体と言っても、事情は市町村によって様々です。
がん検診受診率向上のため、実施主体である市町村の実務者の声をよく聞き、効果的な事業を展開していきたいと思います。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年4月24日火曜日

朗読劇「兄のランドセル」秋田公演

がん対策基本法や自殺対策基本法の成立に尽力し、平成19年にがんで亡くなった山本孝史参議院議員の物語の朗読劇が平成24年4月21日(土)、秋田市文化会館で上演されました。
劇の中、平成18年5月22日の参議院本会議で山本さんが自らがんに罹患していることを告白し、がん対策基本法案の早期成立を訴える姿は胸に迫るものがありました。

朗読劇の鑑賞後、私は山本さんが亡くなる直前に著した本「救える『いのち』のために」を購入し、読みました。
この本では、拠点病院、がん検診、喫煙、抗がん剤、がん登録、緩和ケア、患者会など、がんを取り巻く日本の課題が取り上げられていました。
特定の疾患名を冠した法律をつくることについて等の議論など細やかにがん対策基本法の考え方が書かれていました。
山本さんは、医療者、行政、患者など全ての関係者に厳しく、そして、温かく、がん対策推進のエールを送っているように感じました。

私にとって、この週末は、がん対策基本法の理念を再考する貴重な機会となりました。

以上、もえぞうの報告でした。

2012年4月20日金曜日

あきた がん サポートブック 「あなたへ」 が完成しました!

秋田県がん患者団体連絡協議会「きぼうの虹」が、あきた がん サポートブック 「あなたへ」を発行しました。


この冊子は、がんと診断された人が、がんと前向きに向き合うために作られたもので、がんと診断された際のアドバイスについてや相談先についてなどの情報がたくさん掲載されています。

がんを経験された方が編集した冊子ということで、患者さんの目線に立った内容となっています。

「きぼうの虹」ではこれからPRを重ねて、がんと診断された方にスムーズにこの冊子が手渡されるようにしていきたいということです。

編集に携わった「きぼうの虹」の三浦さんは、「この冊子の発行は最初の小さな一歩。これからはがんと診断された人に対して、県内のがんサロンなどの情報をもっとたくさん提供できるようにがんばっていきたい」と話していました。

以上、ナポリンの報告でした。

2012年4月17日火曜日

県民こぞってがん検診運動推進事業研修会

4月10日(火)13時から秋田県総合保健センターで「県民こぞってがん検診運動推進事業研修会」がありました。

県民こぞってがん検診運動推進事業とは、秋田県がん検診推進協議会を中心に、その活動組織として8名(県北2名、中央4名、県南2名)の「がん検診推進員」を配置し、各イベントでの啓発キャンペーンや、ミニがん講座の実施、タウンミーティングを開催するなどして、県民がこぞってがん検診を受けに行くような県民運動を推進していくもので、今年度で2年目の活動となります。




この日は、がん検診推進員の方々に秋田県のがん対策やこの事業についてより深く知ってもらうための研修会でした。
今年度から新しくがん検診推進員になられた3名の方々とともに、和やかな雰囲気で研修会は進みました。




事業説明では、イノベーター理論なども引用され、物事が人々に浸透していく過程をがん検診受診率にあてはめて説明されました。
(参照:イノベーター理論 http://www.jmrlsi.co.jp/mdb/yougo/my02/my0219.html


がん検診もイノベーター理論のように、県民の皆さんに浸透していけばいいなと感じました。

以上、「おま」からの報告でした。



2012年4月13日金曜日

本田武久さんのコンサート

4月8日(日)、秋田市のアトリオンで本田武久さんのコンサートが開催されました。

このコンサートは6月16、17日に予定されている「あきた がん ささえ愛の日」のプレイベントとして、同実行委員会が開催したものです。

本田さんは仙北市出身。がんと闘いながら活動を続けているテノール歌手です。

多くのお客さまが本田さんの歌声を聴こうと駆けつけました。


本田さんの歌う姿に今回も勇気づけられたように感じます。

以上、ナポリンの報告でした。

コンサートの様子は、県職員ブログにも紹介されています。

2012年4月9日月曜日

秋田骨髄腫セミナー


今年度も「秋田県庁がん対策室ブログ」は、どんどん情報発信しますので、よろしくお願いします。

みなさん、多発性骨髄腫(たはつせいこつずいしゅ)をご存じですか?
http://ganjoho.jp/public/cancer/data/myeloma_diagnosis.html#prg1

平成22年の地域がん登録事業によると、秋田で1年間に41人の方が新しく診断されています。

4月7日(土)13:20から秋田拠点センターアルヴェ(秋田市)で開催された「秋田骨髄腫セミナー」(主催:NPO東北血液研究会)に参加しました。
挨拶する秋田大学澤田賢一教授
藤島直仁先生の講演から、秋田大学では、TM-Rev(テーラーメード-レブラミド)という名称で臨床試験が行われ、患者さん一人一人に合わせて新しい薬の投与が実施されていることがわかりました。藤島先生からは他の臨床試験の紹介もあり、秋田大学は複数の新しい治療に挑戦していることもわかりました。

質疑応答では秋田大学の専門家が勢揃いして患者さんの質問に丁寧に回答していました。
質疑応答
今回、司会の上甲恭子さんが副代表を務める「日本骨髄腫患者の会」は、情報誌の配布、セミナーの実施、研究助成金の授与など15年前から活動しており、現在、約4千人の登録者がいます。同じ病気を持つ者が互いに腹を割って話せることもあり、患者会の存在そのものが患者の安心につながっていると思いました。
「日本骨髄腫患者の会」について、詳しくはこちらを御覧下さい。
http://www.myeloma.gr.jp/

会場には、患者さんや家族の熱心な想いと、それを受け止める専門家の真剣な雰囲気がありました。
このセミナーに参加して「患者さんが安心できるよう政策を提案していかなければならない」と決意を新たにすることができました。

以上、もえぞうの報告でした。